ダイソンの新モデルDS20 (SV55 FF BK)が登場。
しかし、ビックカメラグループと公式ストア限定販売という、ちょっと謎の多いモデルです。
見た目はV8 Slimシリーズに似ていますが、この記事では付属品構成が同じV8 Slim Fluffy Extra (SV10K EXT BU)と比較し、DS20の正体を探ります。
結論から言うと、DS20はV8 Slim Fluffy Extraをベースに、①運転時間延長（40分→60分）、②静音性向上、③ボタン式スイッチ採用に進化したモデル。
ただし、価格は約2.7万円高いのが大きなポイントです。
この記事では、DS20の詳しい情報やV8 Slim Fluffy Extraからの進化点、価格差の理由を解説します。
S店長元家電量販店店長の私が、あなたの疑問にお答えします。
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ダイソン DS20 vs V8 Slim Fluffy Extra｜違いが一目でわかる比較表
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)と、比較対象となるV8 Slim Fluffy Extra (SV10K EXT BU)。
まずは両モデルの性能や仕様を一覧で比較します。
| 商品型番 | Dyson Cyclone DS20 (SV55 FF BK) | V8 Slim Fluffy Extra (SV10K EXT BU) |
|---|---|---|
| 製本画像 |  |  |
| 主な進化・変更点 | ||
| 運転時間 (最長) | 約60分 | 約40分 |
| 静音性 | 実感音 約6%低減 (※V12比較) | 静音設計 |
| スイッチ | ボタン式 | トリガー式 |
| コア性能 | ||
| 吸引力 | ダイソン最高クラス (進化したデジタルモーター) | パワフル (デジタルモーターV8) |
| サイクロンテクノロジー | 2 Tier Radial™サイクロン (15個) (共通) | |
| フィルター性能 | 高い捕集効率 ※0.3μm粒子99.99% | |
| 本体仕様と付属品 | ||
| 本体質量 | 約2.4kg (Fluffy装着時) | 約2.15kg (Fluffy装着時) |
| 集じん容積 | 0.54L (共通) | |
| 充電時間 | 4時間 | 約5時間 |
| クリーナーヘッド | Slim Fluffy™ | |
| 付属ツール | ミニ モーターヘッド 隙間ノズル | |
| 収納ブラケット | 壁掛け式 (共通) | |
| 価格と販路 | ||
| 税込参考価格 | 59,800円 | 約33,000円 |
| 主な販路 | ビックカメラグループ 公式ストア限定 | ECサイト 一般家電量販店など |
¹ 2025年9月時点ダイソンコードレス比較。 ² SONE値 DS20標準 vs V12エコ比較。 ³ モーター非駆動ツール・標準/エコモード時。 ⁶ DS20のフィルター性能。
DS20 (SV55)はV8 Slim Fluffy Extraと比べて、運転時間が大幅に長くなり、静音性が向上、スイッチがボタン式になったのが主な進化点。
一方で、本体は少し重くなり、価格も大幅にアップ。
付属品構成は同じですが、販路が限定されている点も大きな違いです。
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DS20はV8 Slim Fluffy Extraの進化版？立ち位置と「謎」を考察
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)は、単純な新モデルとは少し違う、いくつかの「謎」を持つモデル。
見た目が似ているV8 Slim Fluffy Extraとの関係性や、公式説明の疑問点などを考察し、DS20の製品としての位置づけを明らかにします。
▼この章でわかること｜気になる項目へジャンプ！▼
- 付属品構成と型番｜V8 Slim Fluffy Extraとの共通点
- 公式説明の「矛盾」？｜比較対象はV8 Slim（40分駆動）なのか
- なぜ「V8」を名乗らない？｜名称と限定販売の謎
- 結論｜DS20は「静音・長時間・ボタン式に進化したV8 Slim Extra」
付属品構成と型番｜V8 Slim Fluffy Extraとの共通点
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)が、V12シリーズではなくV8 Slim Fluffy Extraの系統と考えられる大きな根拠は、付属品の構成と型番。
付属品構成がV8 Slim Fluffy Extraとほぼ同じ
DS20に付属するツールは、「Slim Fluffy™ クリーナーヘッド」「ミニ モーターヘッド」「隙間ノズル」の基本的な3点。
V8 Slim Fluffy Extra (SV10K EXT BU)の付属品構成と共通です。
V12 Detect Slim Fluffy (SV46 FF)には「毛絡み防止スクリューツール」や「コンビネーションノズル」が含まれるため、付属品から見るとDS20はV8 Slim系統に近い構成。
型番「SV55」もV8系統を示唆？
DS20の型番はSV55 FF BK。一方、V12 Detect Slim Fluffyの型番はSV46 FF。
ダイソンの型番ルールから考えると、SVの後の数字が大きいほど新しい世代とは限らず、系統を示す場合もあります。
海外でDS20と同等とされるモデルが「V8 Cyclone (SV55-A)」と呼ばれている点も、SV55がV8系統の派生モデルを示す番号である可能性の高さを示唆。
S店長付属品や型番を見ると、DS20はV8 Slimシリーズをベースにしたモデルと考えるのが自然。V12とは設計の系統が違う可能性が高いですね。
公式説明の「矛盾」？｜比較対象はV8 Slim（40分駆動）なのか
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)の公式説明には、少し分かりにくい点があります。
運転時間は「40分から最長60分にパワーアップ」したとの説明。
一方で、静音性については「V12シリーズと比較して6%低減」とも記載されています。
V12 Detect Slim Fluffy (SV46 FF)の運転時間はもともと約60分。
「40分からパワーアップ」した比較対象は、V12ではないことが分かります。
「40分モデル」とは、V8 Slim Fluffy Extra (SV10K EXT BU)（運転時間 約40分）を指していると考えられます。
S店長静音性はV12と比較し、運転時間はV8 Slimから向上、というのは少し紛らわしいですね。DS20のベースがV8 Slim系統であることの一番分かりやすい証拠です。
DS20は、V8 Slim系統の「運転時間40分」という弱点を、60分に延長したモデル。
静音性は、価格帯が近くなったV12を比較対象として持ち出した、と考えるのが自然です。
なぜ「V8」を名乗らない？｜名称と限定販売の謎
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)の製品としての特長には、もう一つ不思議な点があります。
なぜ日本では「V8」の名前を使わず、ビックカメラグループと公式ストア限定で販売されているのでしょうか。
海外では「V8 Cyclone (SV55-A)」
海外の掲示板やレビューを調査すると、DS20は「Dyson Cyclone V8 (SV55-A) / DS20」として紹介されています。
海外では、V8系統の改良版という認識が一般的。
日本で「V8」を名乗らない理由を考察
V8シリーズは、ダイソンの中では数世代前のモデル。
日本市場で「最新モデル」として販売するために、あえて古い世代名である「V8」を外し、「DS20」という新しい名称を使ったマーケティング上の判断と考えられます。
販路が限定的なのはなぜか？
販路をビックカメラグループと公式ストアに限定している点も、特長的。
V12のようなインテリジェントモデルとは別に、V8 Slim系統の正統進化版として、特別な形で販売したいという意図がうかがえます。
S店長「V8」の名前を隠して、静音性や運転時間を強化した「新型」としてアピールしたい、という戦略かもしれませんね。V12とは違う系統であることを、販売チャネルでも分けている印象です。
DS20は、V12とは異なるラインの製品であることは、ほぼ間違いありません。
V8 Slimの使いやすさをベースに性能アップを図った、日本市場向けの特別なモデルと言えそうです。
結論｜DS20は「静音・長時間・ボタン式に進化したV8 Slim Fluffy Extra」
考察の結論です。ダイソン DS20 (SV55 FF BK)は、V12のインテリジェント機能を持つ系統とは異なるスタンダードモデル。
V8 Slim Fluffy Extraの使いやすさをベースに、いくつかの進化を加えています。
運転時間は40分から60分へ延長され、静音性も向上。スイッチはトリガー式からボタン式に変更されました。
S店長DS20は、V8 Slimを使っていた人の「もう少し長く使えたら」「もう少し静かだったら」という声に応えたモデルと言えますね。ボタン式になったのも大きな変化です。
DS20は、V8 Slimの弱点を改良し、日々の掃除をさらに快適にする一台。
V12ほどの高機能は不要だけど、V8 Slimからはステップアップしたい、という人に向けたモデルです。
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ダイソン DS20 vs V8 Slim Fluffy Extra｜変更点を比較
DS20 (SV55 FF BK)は、V8 Slim Fluffy Extraをベースに、具体的にどこが進化したのか。
運転時間や静音性、操作性といった、使い勝手に直結するポイントを詳しく比較します。
▼この章でわかること｜気になる項目へジャンプ！▼
運転時間が40分から最長60分へ
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)の最も大きな進化点が、バッテリーの運転時間。
V8 Slim Fluffy Extraの最大40分と比べて、DS20は最長60分と、20分も長くなりました。
V8 Slimの「あと少し」を解消
V8 Slim Fluffy Extraの運転時間（最大40分）は、サブ機としては十分。
しかし、家全体を掃除するには「あと少し足りない」と感じる人もいます。
DS20 (SV55 FF BK)は、最長60分の運転時間を実現。
20分延長されたことで、リビングに加えて寝室など、複数の部屋を一度に掃除できる安心感が生まれました。
S店長V8 Slimの40分は便利ですが、家中かけるには少し不安な時間。60分あれば、途中で充電切れを心配するストレスがかなり減りますね。
V8 Slimを使っていて運転時間に不満があった人や、一度の充電で複数の部屋をしっかり掃除したい人にとって、DS20の60分駆動は大きなメリットです。
実感音が約6%低減？静音性の向上
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)のもう一つの進化点が、静音性。
V8 Slim Fluffy Extraと比べて、運転音が静かになるよう設計されています。
V12のエコモードと比較して6%低減
公式の説明では、「実感音（SONE値）を6％低減」とあります。
V12のエコモード（SONE値10.57）に対し、DS20の標準モード（SONE値9.97）が低いという比較。
V8 Slim系統との直接比較ではありませんが、DS20がV8 Slimよりも運転音が静かになっているのは、大きな進化点です。
S店長V8 Slimは「音が大きい」という口コミも多かったので、静音性が改善されたのは嬉しいポイントですね。
ダイソンの吸引力は欲しいけれど、V8 Slimの運転音が気になっていた人におすすめ。
V12ほどの高機能は不要でも、静かさは求めたい人にピッタリです。
トリガー式からボタン式スイッチへ
操作方法の大きな変更点として、ダイソン DS20 (SV55 FF BK)は「ボタン式スイッチ」を採用。
V8 Slim Fluffy Extraの「トリガー式スイッチ」から変わりました。
V8 Slim｜指で引き続ける「トリガー式」
V8 Slim Fluffy Extraは、掃除中ずっとスイッチを引き続ける必要があるトリガー式。
使いたい瞬間だけ動くのでバッテリー節約になりますが、長時間の掃除では指が疲れるという声もありました。
DS20｜指が疲れない「ボタン式」
DS20 (SV55 FF BK)は、一度押せば運転が続くボタン式に変更。
指を離しても掃除が続くため、広い範囲を掃除するときの腕や指の負担が軽減されます。
S店長V8 Slimのトリガー、指が疲れると感じていた人には朗報。ボタン式になったことで、長時間の掃除がとても楽になりました。
トリガーを握り続けるのが苦手な人や、広い部屋を一度に掃除したい人には、DS20のボタン式が断然おすすめ。
バッテリー節約よりも操作の楽さを重視する人向けの進化です。
最大の焦点｜価格差 約2.7万円をどう考えるか？
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)とV8 Slim Fluffy Extra (SV10K EXT BU)の比較で、最大の焦点となるのが価格差。
DS20の価格は約59,800円、対するV8 Slim Fluffy Extraは販売終了モデルですが、参考価格は約33,000円と、約27,000円もの大きな差があります。
価格差は、DS20で進化した以下のポイントに対するもの。
- 運転時間（40分→60分）の延長
- 静音性の向上
- ボタン式スイッチへの変更
S店長約2.7万円の価格差は大きいですね。V8 Slimの弱点が改善されているのは魅力的ですが、2機種の価格差をどう判断するかが一番の悩みどころです。
V8 Slim系統の使いやすさに加え、運転時間の長さや静かさ、ボタン式の楽さに価値を感じる人にはDS20。
コストパフォーマンスを最優先し、40分の運転時間やトリガー式でも十分と考える人には、安価なV8 Slimを探すのが良い選択です。
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【結論】あなたにおすすめなのはDS20？V8 Slim Fluffy Extra？
DS20 (SV55 FF BK)とV8 Slim Fluffy Extra、両モデルの特長を踏まえ、最終的にどちらがおすすめか。
あなたの使い方に合う一台を見つけるための、選び方のポイントを具体的にまとめます。
DS20 (SV55 FF BK) はこんな人におすすめ
- V8 Slimの運転時間（40分）に不満があった人
- V8 Slimの運転音が気になっていた人
- トリガー式スイッチが苦手だった人
- 予算に余裕があり、最新の改良版を使いたい人
- ビックカメラグループや公式ストアで購入できる人
S店長V8 Slimの弱点を改良した、長時間・静音モデルを求めるならDS20がおすすめです。
V8 Slim Fluffy Extraを選ぶ選択肢
- コストパフォーマンスを最優先する人
- 運転時間40分・トリガー式でも十分な人
- 約3万円台の予算でダイソンを手に入れたい人
S店長「運転時間」や「静音性」の向上に約2.7万円の価格差分の価値を感じないなら、安価なV8 Slim系統のモデルが良い選択です。
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Q＆A よくある質問
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)について、購入前に多くの人が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
購入前の最終チェックに役立ててください。
V8用のツール（アタッチメント）は使えますか？
DS20は V8 Slim用の既存のアクセサリーと互換性があります。
V8 Slim用のツールもDS20で使用できる仕様です。
DS20はどこで買えますか？
DS20 (SV55 FF BK)は、ビックカメラグループの店舗（ビックカメラ、コジマ、ソフマップ）と、ダイソン公式オンラインストアのみで販売されている限定モデル。
DS20のバッテリーは交換できますか？
DS20はボタンひとつで交換できる「着脱式バッテリー」。ベースとなったV8 Slim（内蔵型）からの大きな進化点。
予備バッテリー（別売）を使えば長時間の掃除に対応できます。
掃除モードの切り替え方法は？
DS20 (SV55 FF BK)は、本体上部のボタンで3つのモード（標準・強・ブースト）を切り替えられます。
DS20とV12の一番の違いは何ですか？
最大の違いは「インテリジェント機能」の有無。
V12は、ゴミを可視化するレーザー（Fluffy Optic™）や吸引力を自動調整するピエゾセンサー、結果を表示する液晶画面を搭載。
DS20は、V12が持つインテリジェント機能が非搭載な点です。
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まとめ｜DS20とV8 Slim Fluffy Extraの違いを比較
ダイソン DS20 (SV55 FF BK)を、ベースモデルと推測されるV8 Slim Fluffy Extraと比較してきました。
DS20は、V8 Slimの使いやすさをベースに、運転時間と静音性を向上させ、ボタン式スイッチに変更した「V8の進化版」と言えるモデル。
価格については、DS20が新製品としての価格（約6万円）であるのに対し、V8 Slim Fluffy Extraは販売終了が近い旧モデルとしての価格（約3.3万円）。
単純な価格比較ではなく、「最新の改良版」を選ぶか、「価格が下がった旧モデル」を選ぶか、という判断になります。
【最終結論】購入をおすすめする人
- DS20がおすすめな人｜V8 Slimの弱点（運転時間・音・トリガー）を解消したい人。予算に余裕があり、最新の改良版を使いたい人。
- V8 Slim系統がおすすめな人｜コストパフォーマンスを最優先する人。運転時間40分・トリガー式でも十分で、安価にダイソンを手に入れたい人。
| 商品型番 | Dyson Cyclone DS20 (SV55 FF BK) | V8 Slim Fluffy Extra (SV10K EXT BU) |
|---|---|---|
| 製本画像 | | |
| 主な進化・変更点 | ||
| 運転時間 (最長) | 約60分 | 約40分 |
| 静音性 | 実感音 約6%低減 (※V12比較) | 静音設計 |
| スイッチ | ボタン式 | トリガー式 |
| コア性能 | ||
| 吸引力 | ダイソン最高クラス (進化したデジタルモーター) | パワフル (デジタルモーターV8) |
| サイクロンテクノロジー | 2 Tier Radial™サイクロン (15個) (共通) | |
| フィルター性能 | 高い捕集効率 ※0.3μm粒子99.99% | |
| 本体仕様と付属品 | ||
| 本体質量 | 約2.4kg (Fluffy装着時) | 約2.15kg (Fluffy装着時) |
| 集じん容積 | 0.54L (共通) | |
| 充電時間 | 4時間 | 約5時間 |
| クリーナーヘッド | Slim Fluffy™ | |
| 付属ツール | ミニ モーターヘッド 隙間ノズル | |
| 収納ブラケット | 壁掛け式 (共通) | |
| 価格と販路 | ||
| 税込参考価格 | 59,800円 | 約33,000円 |
| 主な販路 | ビックカメラグループ 公式ストア限定 | ECサイト 一般家電量販店など |
¹ 2025年9月時点ダイソンコードレス比較。 ² SONE値 DS20標準 vs V12エコ比較。 ³ モーター非駆動ツール・標準/エコモード時。 ⁶ DS20のフィルター性能。
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