掃除機選びで失敗したくないあなたへ。
本記事では、元家電量販店店長の私が、MC-SR44KとMC-SR43Kの違いを徹底比較し、どちらがあなたの生活に合うかをズバリ解説します。
先に結論をお伝えします。
MC-SR44KとMC-SR43Kの1番の違いは、ブラシとセンサーが「進化」したかどうかです。
【この記事の結論】あなたにおすすめなのはこっち!
- MC-SR44K (新型) がおすすめな人|
進化したからまないブラシPlusを使いたい人|スゴ取れセンサーで見えないゴミも逃したくない人 - MC-SR43K (旧型) がおすすめな人|
コスパを最優先する人|アイドリングオフ機能が欲しい人|ホース掛けを使って収納したい人
⇒ 清掃性能とメンテナンス性をとるなら「SR44K」。機能と価格のバランスなら「SR43K」が正解です。
S店長実は、新型SR44Kではアイドリングオフ機能やホース掛けなどが省略されています。
「新型ですべての機能が引き継がれている」とは限らないので注意が必要です。
\ゴミの量に合わせて自動運転/
\勝手に止まる機能は旧型だけ/
MC-SR44KとMC-SR43Kの比較表


新型MC-SR44Kと旧型MC-SR43Kのスペックを、すべての項目で比較しました。
基本構造は同じ「ダブルメタルサイクロン」ですが、ブラシ・センサー・重量・付属品などに違いがあります。
MC-SR44KとMC-SR43Kの決定的な違い6選


どちらを買うか迷っているあなたのために、チェックすべき決定的な違いを6つ解説します。
単なる新旧モデルの違いだけでなく、機能の有無にも差があるため注意が必要です。
▼この章でわかること|気になる項目へジャンプ!▼
- ブラシの違い|水洗いできる「Plus」に進化したSR44K
- センサーの違い|「スゴ取れ」と「クリーン」
- 省エネ機能|アイドリングオフ機能の有無
- 清潔機能|菌までふき掃除の効果
- 付属品|MC-SR43Kにはホース掛けがついている
- 基本スペック|総重量と消費電力の違い
ブラシの違い|「超密集ブラシ」に進化した新型Plus


毎日使うヘッドの構造が、新型では根本から進化しました。
MC-SR44K (新型) に搭載された「からまないブラシPlus」は、ブラシの密度と毛の除去方式が大きく変わっています。
MC-SR44K|「超密集ブラシ」と「リブ」の新構造


新型の「Plus」は、毛の密度が高い「超密集ブラシ」を採用。
髪の毛やペットの毛がブラシの隙間に入り込むのを防ぎ、強力に巻き上げます。
集めた毛を「リブ」という突起でこそぎ落とし、確実に吸い込む仕組みに進化しました。
MC-SR43K|円すい形で移送する「からまないブラシ」


旧型は、左右のブラシが円すい形になっているのがポイント。
回転しながら、絡まりそうな毛をブラシの細いほう(中央)へスルスルと移動させて吸い込みます。
99%以上からまない性能は実証済みですが、新型のような「そぎ落とす」構造ではありません。



構造の進化と水洗い。清潔好きなら新型一択ですね。
汚れをサッと洗い流せる安心感は、一度味わうと戻れませんよ。
センサーの違い|自動でパワーアップする「スゴ取れ」へ


ゴミを検知するセンサーの機能が、新型ではより賢く進化しました。
MC-SR44K (新型) の「スゴ取れセンサー」は、検知と連動して吸引力も自動で制御します。
MC-SR44K|検知して自動で吸い取る「スゴ取れ」


新型は、目に見えない約20μmのゴミを検知すると、ランプでお知らせするだけでなく、自動でパワーアップして吸引します。
ゴミがなくなるとパワーを落としてランプが消えるため、自分で強弱を切り替える手間がありません。
MC-SR43K|光ってゴミを教える「クリーン」


旧型の「クリーンセンサー」は、ゴミを見つけて光ってお知らせする機能です。
ゴミが残っている場所が目で見てわかるので、ランプが光った場所を重点的に掃除することでキレイにできます。



「ここ汚れてるよ」と教えてくれるのが旧型。
「汚れてるから吸っておくね」とやってくれるのが新型。
おまかせで掃除したいなら、断然新型SR44Kがラクですね。
省エネ機能|アイドリングオフ機能の有無


掃除の中断時に、無駄な電力消費を抑える「アイドリングオフ機能」。
実は、アイドリングオフ機能は旧型のみに搭載されている、隠れた重要ポイントです。
MC-SR44K|必要なときだけ手動でオフ
新型には、アイドリングオフ機能はありません。
ノズルを浮かせても運転は止まらないため、中断時は手元のスイッチで電源を切る必要があります。
「勝手に止まるのが煩わしい」と感じる人には、MC-SR44Kのシンプルな仕様が最適です。
MC-SR43K|浮かせると止まる「アイドリングオフ」
旧型には、ノズルを床から約3秒以上浮かせると、自動で運転を一時停止する機能が搭載されています。
再びノズルを床につければ、自動で運転再開。
物をどかすときや、急な来客対応など、ちょっと手を止めたいときに自動で節電してくれる賢い機能です。



「最新モデル=全機能搭載」とは限りません。
こまめに止まるアイドリングオフ機能は、根強い人気があります。
自動停止が必要なら、迷わず旧型を選ぶのが正解です。
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\勝手に止まる機能は旧型だけ/
清潔機能|菌までふき掃除の効果


フローリングの仕上がりに直結する「菌までふき掃除」機能。
小さなお子様がいる家庭など、床の衛生面を重視する場合の判断基準です。
MC-SR44K|搭載なし(ブラシ性能でカバー)
MC-SR44Kにはマイナスイオンによる除菌機能はありません」。
ただし、フローリングに適した「柔らかい毛」を使ったブラシなので、床の汚れをしっかり拭き取る力はそのままです。
MC-SR43K|マイナスイオンで「菌までふき掃除」
旧型は、ブラシ回転時に発生するマイナスイオンで、床の静電気を抑えて菌を引きはがす仕様。
掃除機がけと同時に拭き掃除効果を得られるため、フローリングの仕上がりに差が出ます。



床のザラつきが気になるなら、除菌機能を明記している旧型SR43Kが安心。
機能の有無も、選び方の重要なポイントになります。
付属品|MC-SR43Kにはホース掛けがついている


収納時の使いやすさを左右する「ホース掛け」。
実は旧型にしかついていない、意外なチェックポイントです。
MC-SR44K|付属品はノズル2種のみ
新型の同梱品は「ワンタッチ手元ブラシ」と「2WAYノズル」の2点のみです。
ホースを本体に固定するパーツがないため、収納時はホースをくるっと巻いたり、分解して片付けたりといった工夫が必要になります。
MC-SR43K|スッキリ収納できる「ホース掛け」付き
旧型には、ホースを本体にセットしてコンパクトに自立させる「ホース掛け」が付属。
クローゼットや納戸にしまう際も、ホースが広がらずスッキリと収まります。



毎日の出し入れで地味に効いてくるのが収納性。
定位置にピシッと片付けたいなら、付属品が充実した旧型が便利ですよ。
基本スペック|総重量と消費電力の違い


毎日使う掃除機だから、軽さはゆずれない条件。
本体質量は同じでも、ホースなどを含めた「標準質量」に差があります。
MC-SR44K|全体で200gの軽量化
新型はホースや延長管の改良で、標準質量4.0kgまで軽量化。
消費電力も最大710Wと、旧型より10W省エネです。
MC-SR43K|標準的な重さ
旧型の標準質量は4.2kg。
わずかな差に見えますが、階段掃除や2階への移動が多い場合、200gの差が腕への負担を減らします。



200gは一般的なスマホ1台分と同じ重さ。
毎日の掃除で「スマホ1台分」軽く動かせるのは、意外と大きなメリットです。
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【共通点】MC-SR44KとMC-SR43Kの特長


MC-SR44KとMC-SR43Kは、どちらもパナソニックの技術が詰まった実力派モデル。
面倒なフィルター掃除を減らす「ダブルメタル」や、使いやすいノズル機能は共通して搭載されています。
どちらを選んでも毎日の掃除がラクになる、5つの共通機能は以下のとおりです。
▼この章でわかること|気になる項目へジャンプ!▼
約2年間お手入れ不要の「ダブルメタル」


掃除機のお手入れで一番面倒な「フィルター掃除」。
パナソニック独自の「ダブルメタルサイクロン」は、フィルター掃除の手間を極限まで減らす技術です。
ゴミが内部にくっつかない仕組み
ダストボックス内部に「ステンレスガード」と「メタルコーティング」を採用。
ゴミと空気を強力に分け、静電気を抑えてゴミの付着を防ぎます。
結果、面倒なプリーツフィルターをなくした「フィルターレス構造」を実現。
なんと約2年間もお手入れ不要で、強い吸引力が続きます。



「フィルター掃除は2年に1回」でOK。
面倒なメンテナンスから解放されるだけで、毎日の掃除がグッと気楽になりますよ。
親子のノズルですき間掃除もラクラク


パナソニック掃除機の「親子のノズル」は、アタッチメントを付け替えることなく狭い場所を掃除できる便利な機能です。
ペダルをポンと踏むだけ
足元のペダルを踏むだけで、大きなヘッドから小さな「子ノズル」へ即座に切り替わります。
立ったまま家具のすき間や壁際へスムーズに移行できるため、掃除のリズムを崩さずに部屋の隅々までキレイにできます。



ノズルを探す手間も、しゃがんで付け替える動作も一切不要です。
足元の操作だけで完結する快適さは、一度味わうと手放せなくなりますよ。
自走式パワーノズルと壁ぎわ集じん


吸引力が強い掃除機はヘッドが床に張り付いて重くなりがちですが、両モデルに搭載された「自走式パワーノズル」ならスイスイ進みます。
軽い力で進む「自走機能」


ブラシの回転力でヘッドが勝手に前進するため、抵抗の大きいじゅうたんの上でも軽い力で動かせます。
手にかかる負担を大幅に減らしてくれるので、広い部屋を掃除しても腕が疲れにくいのが特長。
壁際まで取り切る「壁ぎわ集じん」


ノズルの前部が薄く設計されており、回転ブラシが壁際ギリギリまで届く独自の構造になっています。
壁にトンと当てるだけで隅のゴミまでかき出せるため、専用ノズルに変える手間なく吸引可能です。



勝手に進む自走式なら、力を入れずにスイスイ動かせます。
壁に当てるだけで隅のゴミまで吸い取れるため、掃除の仕上げもスムーズになりますよ。
\ゴミの量に合わせて自動運転/
\勝手に止まる機能は旧型だけ/
本体質量2.6kgの軽量ボディ


高性能なサイクロンシステムを搭載しながら、本体質量わずか2.6kgというコンパクトさを実現しました。
片手で持ち運べる軽量設計により、部屋から部屋への移動もスムーズに行えます。
軽さと強さを両立した素材
本体には軽くて丈夫な樹脂素材を使い、パーツの配置を見直すことで徹底的な軽量化を実現。
小型でパワフルなモーターを搭載し、女性や年配の人でもスッと持ち上げられる扱いやすさが魅力です。
移動や階段掃除もラクラク
階段掃除や2階への持ち運びといった重労働になりがちなシーンでも、腕への負担を抑えて快適に掃除できる点が大きな特長。
掃除機本体を持って動く際のストレスを軽減し、階段や別の部屋への移動もスムーズに行えます。



本体を持って移動する頻度は意外と高いものです。
無理なく扱える軽さは、毎日の掃除を継続する上で欠かせないポイントになりますよ。
ゴミ捨てワンタッチ&丸ごと水洗いOK


掃除の締めくくりである「ゴミ捨て」と「お手入れ」のしやすさも、長く清潔に使うための重要な特長です。
パナソニックのダブルメタルサイクロンは、ゴミに触れることなく、常にきれいな状態を保てる工夫が施されています。
手を汚さない「ワンタッチゴミ捨て」
ボタンひとつで底が開く「下開き構造」を採用し、ホコリの舞い上がりを抑えながらゴミ箱へ直接捨てられます。
面倒なゴミ捨て作業が片手で完結し、手や指を汚すことなく衛生的に処理できる点が大きなメリット。
ダストボックスは丸ごと水洗いOK
汚れやニオイがたまりやすいダストボックス内部も、分解して丸洗いできるため、常に清潔さをキープ可能。
フィルターレス構造のため洗うパーツも少なく、気になったときにサッと洗って乾かすだけで手軽にお手入れできます。



サイクロン式は透明なケースの汚れが目立ちがち。
気になったらジャブジャブ洗ってリセットできるので、ニオイの発生も防げますよ。
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MC-SR44KとMC-SR43K|あなたに合うのはどっち?


MC-SR44KとMC-SR43K、どちらが自分の生活スタイルにフィットするのか。
新型と旧型の特長に合わせて、タイプ別のおすすめユーザーを提案します。
新型 MC-SR44K がおすすめな人


進化したブラシ構造と自動制御により、手間をかけずに掃除を完結させたい人に最適です。
- 髪の毛やペットの毛がブラシに絡むストレスを極限まで減らしたい
- ゴミの有無に合わせて、吸引力の強弱を自動でコントロールしてほしい
- 階段や2階への移動があるため、少しでも軽い本体を選びたい
「メンテナンスの手軽さ」と「おまかせ運転」を重視するなら、新型MC-SR44Kで間違いありません。
\ゴミの量に合わせて自動運転/
旧型 MC-SR43K がおすすめな人


使い勝手を高める便利機能が充実しており、自分のペースで丁寧に掃除したい人に向いています。
- 物を動かすときなど、こまめに運転が止まるアイドリングオフ機能が欲しい
- 収納時にホースが邪魔にならないよう、ホース掛けでスッキリ片付けたい
- マイナスイオンによる菌までふき掃除効果で、床の仕上がりにこだわりたい
「省エネ機能」や「収納性」といった、日々の使いやすさを重視するなら、旧型MC-SR43Kがおすすめ。



ラクさ重視の新型も魅力ですが、細かい機能が充実した旧型も捨てがたいですね。
「どう掃除したいか」で選べば、きっと満足できる一台に出会えますよ。
\勝手に止まる機能は旧型だけ/
Q&A よくある質問


購入前によくある疑問を5つピックアップしました。
吸込仕事率が10W違いますが、吸引力は変わりますか?
新型MC-SR44Kは最大710W、旧型MC-SR43Kは最大720Wと数値上の違いはありますが、わずか10Wの差です。
どちらもフローリングの溝やじゅうたんの奥のゴミまで強力に吸い取るパワーを持っています。
運転音の大きさは気になりますか?
両モデルとも運転音は約62dB〜59dB。
特別静かというわけではありませんが、不快な高音を抑えた設計になっています。
集合住宅などで夜間に使う場合は、パワーを弱めて使うなどの配慮が必要です。
回転ブラシは水洗いできますか?
新型の「からまないブラシPlus」は、取り外して水洗い可能。
旧型のブラシは水洗いできない仕様のため、お手入れは付属のブラシやティッシュ等で汚れを取り除く必要があります。
排気のニオイは気になりませんか?
0.3μmの微細なゴミも逃さないためクリーンです。
ダストボックス内部での遠心分離に加え、本体後方の「抗菌・消臭フィルター」などで微細なハウスダストをキャッチ。
掃除機特有の嫌なニオイを抑え、窓を閉め切った状態でも快適に掃除できます。
お得な旧型はいつまで買えますか?
在庫がなくなり次第、終了となります。
家電製品の旧型モデルは、生産が終了しているため市場在庫のみの販売です。
とくにMC-SR43Kのような人気機種は、価格が下がるとすぐに売り切れる傾向にあります。
「アイドリングオフ機能」などが欲しい場合は、早めの決断がおすすめ。
まとめ|進化の新型か、機能充実の旧型か


今回は、パナソニックのサイクロン掃除機MC-SR44K(新型)とMC-SR43K(旧型)を徹底比較しました。
新型 MC-SR44K のポイント
- 毛がからみにくい「からまないブラシPlus」へ進化
- 「スゴ取れセンサー」で、吸引力も自動で制御します。
- ブラシを取り外して水洗い可能になり清潔
- 本体やアタッチメントが軽く、2階への移動がラク
旧型 MC-SR43K のポイント
- ノズルを床から約3秒以上浮かせると止まる「アイドリングオフ機能」搭載
- 収納に便利な「ホース掛け」が付属
- マイナスイオンで菌までふき掃除効果を明記
毎日使う道具だからこそ、小さな機能の差が満足度を大きく左右するもの。
「ブラシまで丸洗いして清潔を保ちたい」なら新型、「こまめな節電や収納性」を重視するなら旧型がおすすめです。
\ゴミの量に合わせて自動運転/
\勝手に止まる機能は旧型だけ/













